私は以前、不動産関係の仕事をしてました。土地や地盤に関してはお客様に聞かれたり、反対にお客様の私的な意見などを聞かせていただく機会が多々ありましたが、結論からいってプロでもわからないというのが本音です。
地元では比較的地盤が強いといわれる土地でも、調査をしてみたら、局地的にその土地は地盤が悪かったとか、反対に昔から田んぼだった土地で地盤は強くないだろうと言われていた土地が、調査をしてみたら意外に地盤が強くお買い得だったというケースがあります。
地盤調査は費用が4万円くらいかかり、自分が所有しないと調査は難しいという現状はありますが、僕がよくお客様にアドバイスするのは、地盤調査会社では、その土地の近くを調査したデータ等を保持しているので、土地を買う際に気になるならば、付近ではあるが土地の調査データはあると伝えています。
最近は住宅会社等を通さないと有料になるケースもありますが、3000円くらいの手数料で済むケースが多いので、土地を買う際には調べる事をお勧めしています。よほどの事がない限り、データというのは正確で、自分たちの経験則や誰かの入れ知恵よりも信頼度も高いです。
我が家は3年前に結婚を機にマンションを購入しました。家を買う際にモデルルームだけを見て購入したため、内覧会の際に「この柱はこんなに出てるんだ!」と思ったり「エレベーターはこの位置にあるんだ。」と知ったりしました。家ってスゴい金額が掛かる買い物の割りに、細かいことを気にしないで買ってしまうということに我ながらビックリしました。そしてそれは土地の地盤に関してもそうでした。
マンションの契約は東日本大震災の前だったのですが、その後あの地震が起き、友人は家を買い引き渡し日がまさに震災の日で、新築一戸建ての家にヒビが入っていたと悲しそうに後日話をしていました。
私たちのマンションはそのようなことはなかったものの、その話を聞いて地盤が気になったので調べてみました。幸い地盤は良く、液状化の可能性もほとんどない地盤でした。
家を購入する際には、地盤や液状化の可能性などもきちんと調べておくべきだとそのとき初めて思いました。そのような物件ならば万が一売るときにも売れやすいと思います。
土地は地層の歴史がありますが区画整理するのは業者である事から住宅の建築に具格関わってきます。
その事が問題になった背景に我が国は梅雨シーズンの長雨による山近くの住宅の災害や地震国でもありますので木造の家屋の倒壊が多いです。
みなさんも家を購入する際には、実際買った人などの意見も参考にして、金額や日当りなどだけではなく地盤の良さなども調べてから買うことをお勧めします。